【6月20日 AFP】フランス映画の制作現場でキスシーンの撮影が再開された。同国のフランク・リーステール(Franck Riester)文化相が19日、明らかにした。

【写真特集】キスもマスク越し コロナ禍でも愛はそのままに

 リーステール氏は仏ラジオ局の番組に出演し、新型コロナウイルス対策のソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)により映画のラブシーン全般がなくなる恐れがあるのではないかと質問された際に、「キスシーンがそれでなくなることはない」と断言。欧州最大の仏映画界では今月初めに撮影の再開が許可されたが、「少し待ってから、映画の中で非常に重要なキスシーンの撮影が再開され」「俳優らが新型ウイルスの検査を受けた」上で行われたと説明した。

 ただし同氏は、再開後初のキスシーンが撮影された映画のタイトルや演じた俳優らの名前は明らかにしていない。

 フランスでは、新型ウイルス対策のため閉鎖されていた映画館が22日に3か月ぶりに営業を再開するが、大幅な入場制限が課されるため収容人数は半数以下になるとみられる。(c)AFP