「人種差別によるもの」 木からつり下がった黒人男性の死に住民らが主張
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■「黒人男性であることは、的を背負っているようなもの」
完全な検視解剖は12日に行われたが、当局は毒物検査の結果を待っており、フューラーさんの病歴を調べた後に結果を発表するとしている。
16日に行われた通夜で、ロサンゼルス南部の牧師デビッド・タッカー(David Tucker)氏は、「今は2020年だ。アフリカ系米国人が狙われるのにはもううんざりだ」と語り、ため息をついた。
「黒人男性であることで、私は的を背負っているようなものだ。警察の車を見ると怖くなる」とタッカー氏。そして、自分の高祖父は、公民権運動の最中に故マーティン・ルーサー・キング(Martin Luther King Jr.)牧師と行進したと続けた。「こんなに殺人が起きていて、次は自分かもしれない。容易にあり得る」
モハベ(Mojave)砂漠にあるパームデールの人口は約17万人。住民の大多数がヒスパニック系で、黒人は約12%。(c)AFP/Javier TOVAR