リーガが93日ぶり再開、セビージャがベティスとのダービー制す
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【6月12日 AFP】19-20スペイン1部リーグは11日、第28節の試合が行われ、セビージャFC(Sevilla FC)がホームでレアル・ベティス(Real Betis)に2-0で勝利した。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によって約3か月の中断を強いられていた同リーグは、欧州5大リーグでは5月16日に再開されたドイツ・ブンデスリーガ1部に続いて再開となったが、エスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアン(Estadio Ramon Sanchez Pizjuan)にサポーターの姿はなく、活気にあふれることで知られるアンダルシアダービーは無観客での開催となった。
3月10日以来、93日ぶりとなったスペイン1部リーグの試合は大過なく終了し、来週に再開予定のイングランド・プレミアリーグやイタリア・セリエAにさらなる励みをもたらす結果となった。
56分にルーカス・オカンポス(Lucas Ocampos)のPKで先制した3位のセビージャは、フェルナンド(Fernando Francisco Reges Mouta)が追加点をマークした。
この一戦は、リーグ戦完了に向けた39日にわたる短期戦の初戦となり、各クラブは5週半の間3日おきに試合を行い、体調面に関して厳格な検査を受けることになる。
両チームの監督は新たに割り当てられた5人の交代枠を使い切り、前半と後半にはそれぞれ給水によるブレークがあったが、ベティスに巻き返せる気配が一切見えなかったこともあり、終盤に入ると流れは失われた。
勝ち点3を積み重ねたセビージャは、暫定ながらレアル・ソシエダ(Real Sociedad)とヘタフェ(Getafe CF)に4ポイント差をつけ、3位の座を盤石なものにした。一方、敗れたベティスは12位につけており、残留争いに引きずり込まれる可能性に直面している。
この日の試合は、想像され得る典型的なアンダルシアダービーとは程遠いもので、同リーグで最も激しい一戦であるという影は薄く、シーズン続行のために何が犠牲になったかがはっきりと示された。
同国プロサッカーリーグ機構(LFP)のハビエル・テバス(Javier Tebas)会長は、「試合を再び開催できるとずっと信じていた」とコメント。また、7月19日のシーズン終了を前に、「10パーセントから15パーセント」であればファンはスタジアムに入場できるかもしれないと示唆した。
しかし、現時点でのスタンドは空席で、選手や監督の声は聞き取ることができ、奇妙な雰囲気のままとなっている。
自宅でテレビ観戦したファンには、テレビゲーム「FIFA」から取り入れられたバーチャルのサポーターや声援を追加する選択肢が用意されていた。
声援は試合の流れに応じて小さくなったり大きくなったりし、オカンポスとフェルナンドがゴールを決めた後には歓声が上がり、選手が交代した際には拍手もあった。(c)AFP/Thomas ALLNUTT