【6月8日 AFP】サッカーU-19中国代表の選手6人が、新型コロナウイルス対策のルールを破って深夜に代表施設を抜け出し、酒を飲んでいたことが発覚し、6か月間の代表活動禁止処分と反省文を科された。

 6人は5月30日に上海の練習施設から無断で外出していたことが発覚し、中国サッカー協会(CFA)から11月末までの活動禁止を言い渡された。6人は11月30日までCFAが主管する試合に出場できず、その間、全カテゴリーの代表に選出される権利を失う。

 所属クラブから処分を受けた選手もおり、スーパーリーグ(1部)の昨季王者、上海上港(Shanghai SIPG)に所属する3人は給与の支払いが停止された。

 国営新華社(Xinhua)通信はCFAの言葉として「チームの感染拡大防止ルールに対する深刻な違反であり、チーム全体に悪影響を及ぼした」と報じている。成耀東(Yaodong Cheng)監督は「最高に厳しい言葉も使って叱責した。かなりきついことを言った」と明かした。

 6人は他のメンバーが練習をしている間に反省文を書かされ、何人かは書き直しを命じられたという。成監督は「反省文を通じて状況を整理させ、どんな過ちを犯したかを分からせた」と話した。

 新華社によれば、チームは2024年パリ五輪出場に向けた強化の一環として、今季は国内の3部リーグに参戦する予定だが、国内サッカーは新型ウイルスの感染拡大により、開幕の無期限延期が続いている。(c)AFP