【6月5日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)は4日に理事会を開き、新型コロナウイルスの影響で3月から中断中の今シーズンについて、来月31日から米フロリダ州の1か所を拠点に22チームで再開する計画を承認した。

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 報道によれば投票では29チームが提案に賛成し、ポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)のみが反対したと伝えられた。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の脅威を最小限に食い止めるべく、試合は米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニー(Walt Disney)がフロリダ州オーランド(Orlando)に所有するESPNワイド・ワールド・オブ・スポーツ・コンプレックス(ESPN Wide World of Sports Complex)において、無観客で行われることになっている。

 計画ではプレーオフは8月に行われ、NBAファイナルは10月12日までに完了する予定。また、2020-21シーズンの暫定開幕日は12月1日に設定された。このシーズン再開案が実行されるには選手協会(NBPA)の承認が必要で、5日に開かれるオンライン会議において投票が行われることになっている。

 シーズンは現在プレーオフ進出圏内にいる16チームと、各カンファレンスの8位から6ゲーム差以内につける計6チームを加えた22チームで再開される。各チームはレギュラーシーズン8試合を戦い、ポストシーズンに出場する顔ぶれとシード順を決める。

 リーグの提案では、各チームは本拠地で6月30日にトレーニングキャンプを開始し、7月7日にオーランドへ向かう。さらに新型コロナウイルスの検査を毎日実施し、結果が陽性となった選手は隔離されることになっている。(c)AFP