【5月26日 AFP】韓国で26日、新型コロナウイルス感染拡大防止のための隔離規則に違反した男(27)が懲役4月の有罪判決を受け、収監された。同国の感染症予防法違反で実刑が言い渡されたのは、今回が初めて。

 男は14日間の自主隔離期間中に外出。その後隔離施設に移されたが、再度許可を得ずに施設外に出ていたことが発覚し、この2度の違反で先月逮捕されていた。

 議政府(Uijeongbu)地方裁判所の関係者はAFPの取材に対し、男は「感染症予防法違反の罪で有罪と認められ、懲役4月を言い渡された」と話した。

 韓国当局は、今月発生したナイトクラブでの集団感染を受け、再流行予防のため対策を強化している。26日からは、公共交通機関やタクシーを利用する際のマスク着用が全国で義務付けられた。

 2月には国会が、感染症対策での隔離措置を意図的に破った場合、1年以下の懲役刑または1000万ウォン(約90万円)以下の罰金刑を科する法律を成立させていた。(c)AFP