【5月19日 AFP】(更新)世界保健機関(WHO)の加盟国は19日、WHOによる新型コロナウイルス感染症への対応について独立調査を実施することで合意した。WHOのパンデミック(世界的な大流行)への対応をめぐっては、米国が非難を強めている。

 史上初めてオンライン形式で開催されたWHOの年次総会に出席した加盟国は、今回の危機に共同で対応することを求める決議を全会一致で採択。

 欧州連合(EU)が提出した決議では、国際規模の対応について「公平かつ独立した、包括的な評価」を要求するとともに、パンデミックに関するWHOの行動と経緯も調査に含まれなければならないとしている。

 米国は、年次総会の初日となった18日にWHO批判を繰り広げ、感染拡大における中国の対応について非難を強めていたものの、懸念されたように決議に反対することはなかった。(c)AFP