【5月19日 AFP】イングランド・プレミアリーグの各クラブは、シーズン再開に向けた「プロジェクト・リスタート」の最新段階が18日に承認されたことを受け、19日から少人数のグループに分かれて練習を行うことが可能になった。

 来月のシーズン再開を目指す各クラブは投票を行い、ソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)の措置を取った上で練習を再開できるようにすることを全会一致で決めた。

 しかし、プレミアリーグのリチャード・マスターズ(Richard Masters)最高経営責任者(CEO)は、目標にしている6月12日の再開は野心的すぎるかもしれないと話している。

 全20クラブとの会合後、マスターズCEOは「完全に接触できる練習の再開がいつになるのかによる。その段階に到達するまでには踏むべき過程がある。柔軟になる必要があるのは間違いない」とコメントした。

 マスターズCEOはまた、17日から18日にかけて行われた1回目の検査結果は、19日の午後1時までに判明すると明かした。新型コロナウイルスの検査は練習の期間中も定期的に行われる。

 現時点では接触を伴う練習は許可されておらず、コーナーフラッグやボール、ゴールポスト、ピッチ、その他の用具は毎回の練習後に消毒される。また、選手は他人と一緒に練習場を行き来してはならず、公共交通機関やチームバスなどの利用も禁じられている。(c)AFP/Kieran CANNING