【5月16日 AFP】ワールドラグビー(World Rugby)は15日、新型コロナウイルスの影響により7月に予定されていたテストマッチを延期すると発表した。

 ワールドラグビーは「多くの国に適用されている渡航と検疫の制限が延長され、選手の準備に十分な時間が必要とされる懸念から、7月には国境を越えてのラグビーの国際試合を開催することは不可能である」とのコメント文を発表している。

 今回のテストマッチでは、日本のイングランド戦をはじめ、アイルランドとフィジーのオーストラリア遠征や、ニュージーランドがウェールズやスコットランドを迎え撃つことが予定されていた。また、スコットランドとジョージアがW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)王者の南アフリカに飛び、フランスはアルゼンチンへ向かう日程が組まれていた。

 テストマッチ中止の決定は広く予想されていたものだったが、各国協会にとっては新たな頭痛の種となっている。

 北半球6か国によるシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2020)は大会が中断となっており、南半球の4か国対抗戦ザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship 2020)は8月に開幕が予定されている。(c)AFP