【5月13日 AFP】ワールドラグビー(World Rugby)は12日、ゴールポスト根元の安全カバーにボールが触れた状態でのグラウンディングをトライとは認めないというルール改正を発表した。

 ワールドラグビーは12日の評議会でルール変更を承認し、今後カバーはゴールラインの延長とは見なされなくなった。新ルールはすぐさま適用される。

 変更理由についてワールドラグビーは、安全面を考慮してカバーが大きく、太くなっている現状、ルールの範囲内で守備をするのが難しくなっている点などを挙げた。「極端なケース」として、相手がトライを決めにくくなるよう守備側がカバーを持ち上げ、けがのリスクが高まることもあったと指摘した。

 ビル・ボーモント(Bill Beaumont)会長は「われわれの使命はラグビーのプレーをできるだけ簡潔かつ安全で、楽しくすることだ」「今回の修正はそれを反映している。カバーに触れた状態ではトライと認められず、ボールはインゴールにグラウンディングしなければならない。これによって、守備側には相手のトライを防ぐフェアな機会が与えられる」とコメントした。(c)AFP