【5月16日 AFP】ロシアサッカー連合(RFS)は15日、国内で新型コロナウイルスの陽性者数が増加しているにもかかわらず、来月に無観客でのシーズン再開を目指すと発表した。

 RFSはコメント文で、新型コロナウイルスの大流行で3月17日から中断していたトップリーグのロシア・プレミアリーグを6月21日から再開する方針を明らかにした。同リーグの試合は残り8節となっている。

 リーグの会長を務めるセルゲイ・プリャドキン(Sergei Pryadkin)氏は、「残念ながら、残りの試合は無観客で行うことになる」とコメントすると、6月下旬の再開であれば選手が活動に戻るための準備期間が与えられるとの認識を示した。

 ロシアでは新型コロナウイルスの陽性者が米国に次いで世界2位の26万2843人に上っており、2418人が亡くなっている。

 同国では新規の感染者数も1日約1万人のペースで増えているが、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が「非労働」期間で打撃を受けた経済活動の本格的再開を見据える中、ロックダウン(都市封鎖)の措置を緩和している。(c)AFP