ブライアン・アダムスさんが謝罪 コロナで「差別的」投稿
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【5月13日 AFP】カナダのロック歌手ブライアン・アダムス(Bryan Adams)さんは12日、新型コロナウイルス流行により今週の英ロンドン公演が中止となったことに対し不満をぶつけた投稿について謝罪した。アダムスさんの投稿については、中国人に対する人種差別だとの批判が起きていた。
アダムスさんはツイッター(Twitter)とインスタグラム(Instagram)への投稿で、ロンドン中心部のロイヤル・アルバート・ホール(Royal Albert Hall)で予定されていた公演の中止は「コウモリを食べ、生鮮市場で動物を売り、ウイルスを作る強欲なやつら」のせいだと主張。「全世界が停止しているばかりか、このウイルスにより多くの人が苦しみ亡くなっている」と述べ、中国人に「ビーガン(完全菜食主義者)になれ」と諭した。
肉食をやめるべきだとのアダムスさんの呼び掛けは動物愛護団体から称賛されたが、ののしり言葉の並んだ投稿は中国人差別として受け止められた。
アダムスさんは「昨日の私の投稿に不快感を持ったあらゆる人に謝罪」するとともに「私はすべての人々に愛情を抱いている」と述べた。(c)AFP