【5月5日 AFP】ドイツサッカーリーグ機構(DFL)は4日、同国ブンデスリーガ1部と2部の選手や裏方スタッフを対象に行った新型コロナウイルスの検査で10人が陽性となり、今月中のシーズン再開にゴーサインを出すかどうかについて疑問が浮上していることを受けて、今回の集団検査は「安全を確保するため」だったと主張した。

 DFLは同日、合計1724人に実施した検査で10人が陽性だったと発表した。そのうち3人については、すでにリーグ1部のケルン(1. FC Cologne)関係者であると公表されていた。

 同リーグは無観客で試合を行うことや、厳しい衛生上の予防措置を条件に16日のシーズン再開を目指しており、その準備として実施された最初のウイルス検査では陽性率が0.5パーセントだったことが判明した。

 DFLは陽性者が出たクラブの名前を公表しなかったが、感染が疑われている患者を即座に隔離し、地元の保健当局に報告したと明らかにした。(c)AFP/Ryland JAMES