【5月2日 AFP】英王室を離脱したヘンリー王子(Prince Harry)の妻メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)が、疎遠となった父親に宛てた手紙を掲載した大衆紙の発行元を訴えた注目の裁判で、英ロンドンの判事は1日、メーガン妃の主張の一部を退けた。

 メーガン妃とヘンリー王子は、メディア数社と公に争う姿勢を強めており、大衆日曜紙メール・オン・サンデー(Mail on Sunday)、デーリー・メール(Daily Mail)、そしてインターネットサイトのメールオンライン(MailOnline)を所有するアソシエーティド・ニューズペーパーズ(Associated Newspapers)を提訴した。

 メーガン妃は、自身が2018年に父親のトーマス・マークル(Thomas Markle)さんに送った手紙の一部を、同ニュースグループが2019年2月に掲載したことは自身のプライバシー、データ保護権、および著作権の侵害にあたると主張している。

 先月24日、新型コロナウイルス抑制策の影響でインターネットを通して開かれたイングランド・ウェールズ高等法院の予備審問で、アソシエーティド・ニューズペーパーズの弁護人らはメーガン妃の主張の根拠となる3つの点を退けるよう求めていた。

 アソシエーティド・ニューズペーパーズ側は、不正行為はなかったとし、記事は公共の利益にかなったもので、表現の自由の原則に基づくものと主張。メーガン妃の主張は法律上この件と関係がない、あるいは不適切な議論であり、排除されるべきだと主張した。

 マーク・ワービー(Mark Warby)判事はニュースグループ側に有利となる判断を下し、メーガン妃の弁護団は「適用可能な法律と原則」に従う限り、訴えの内容を後日変更することが可能だと説明した。 

 メーガン妃の弁護団は、訴えの中心的な部分に変更はないと述べた。今後の審理の日程は決まっていない。(c)AFP