【4月17日 AFP】英国のヘンリー王子(Prince Harry)とメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)は今週、新型コロナウイルスの感染拡大防止のためロックダウン(都市封鎖)が取られている米カリフォルニア州で、病気療養中の市民らに食事を配達するボランティア活動に参加した。2人が同州ロサンゼルスに移住して以降、これが初の公の場での活動となった。

 慈善団体「プロジェクト・エンジェル・フード(Project Angel Food)」によると、夫妻がボランティアに参加したのは12日と15日。普段配達を担当しているドライバーの負荷を減らすため、民家20戸への食事の配達を行ったという。

 プロジェクト・エンジェル・フードは慢性疾患を抱える患者の症状に見合った食事を届ける非営利団体で、夫妻がロサンゼルスに移住して以降、公式に支持を表明した最初の慈善団体とみられる。

 団体の広報は、夫妻が再び活動への参加を予定しているかは分からないと述べ、参加は2人の自発的な行動によるものだと強調した。

 先週、夫妻が「アーチウェル(Archewell)」という慈善事業財団を米国で立ち上げる計画をしていることが明らかになったが、2人はデーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)とのインタビューで、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)のため活動の詳細に関する発表を延期し、「適切な時期が来たら」改めて発表を行うと述べた。(c)AFP