【5月1日 AFP】米ミシガン州の州都ランシング(Lansing)で4月30日、銃を手にしたデモ隊が州議会議事堂に押し入り、新型コロナウイルス対策の厳格なロックダウン(封鎖措置)を解除するよう民主党所属の州知事に迫る騒ぎがあった。議事堂内では防弾チョッキを着用する議員もいたという。

 数十人のデモ隊は議事堂入り口の広間に集結し、下院本会議場内への入場を要求したが、マスクを着用した州警察がデモ隊の行く手をさえぎった。デモ隊の中にマスクをした参加者は一人もいなかった。

 デイナ・ポルハンキ(Dayna Polehanki)州上院議員は、「ライフルを持った男たちが、頭上から私たちに向かって叫んでいる」とツイッター(Twitter)に投稿した。添付された写真には男性4人が写っており、このうち少なくとも1人が武器を所持しているのが分かる。

 ポルハンキ議員はさらに「防弾チョッキを持っている同僚議員たちは、それを着用している。今日ほど守衛官の存在をありがたいと思ったことはない」と続けた。

 議事堂の外にもプラカードを手にしたデモ隊が多数詰めかけた。グレッチェン・ホイットマー(Gretchen Whitmer)州知事をナチス・ドイツ(Nazis)のアドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)総統になぞらえたプラカードも見られた。

「米愛国者のデモ(American Patriot Rally)」と銘打ったこのデモは、「自由のためのミシガン連合(Michigan United for Liberty)」を自称する団体が主催したもの。8800人以上が参加するフェイスブック(Facebook)の同団体公式ページには、「いかなる理由によっても、われわれの不可譲の権利の制限や無効化には同意も承諾もしない。新型コロナウイルス 感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)も例外ではない」との宣言が掲載されている。

 地元の報道によれば、ホイットマー州知事が出した自宅待機命令についてミシガン州の裁判所は29日、合衆国憲法に照らして住民の権利を侵害していないとの判断を下していた。

 ミシガン州では4月16日にも、約3000人のデモ隊がロックダウン解除を求めるデモを行っている。(c)AFP/Jeff Kowalsky