継母から虐待受け重傷、4歳女児が集中治療室に 中国・黒竜江省
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【5月1日 CNS】中国・黒竜江省(Heilongjiang)に住む女児の於ちゃん(4)が4月23日、全身に傷を負った状態で病院に運ばれ、28日時点で集中治療室(ICU)で治療を受けている。継母(30)が虐待を認めていることから、検察は身柄を拘束し、事情を聴いている。
継母が勤務する同省の建三江開墾区(Jiansanjiang)の創業(Chuangye)農場によると、重傷を負った於ちゃんは建三江人民医院に搬送された。不審に思った医院は公安部門に通報、警察は聞き取りなどを始めた。
実母によると、脳内に出血が認められたため開頭手術が行われ、現在はこん睡状態にある。また、体にはやけどの痕が複数あり、全身は青黒く変色、手と足は傷だらけだった。於ちゃんはこれまでに2回入院し、前回の時は継母に鼻骨を折られたためという。
於ちゃんの継母は、創業農場の職員ではないが農場第八管理区の専業農家で、姓は「曲」、実父(28)は創業農場とは無関係で、姓は「於」だという。継母の自宅は農場の一角にあり、2019年5月に実父が引っ越してきて同居を始め、10月に於ちゃんもこの家に移ってきたことが分かっている。
継母は27日夜、佳木斯市(Jiamusi)看守所で身柄を拘束された。建三江人民検察院は捜査を進めている。(c)CNS-新京報/JCM/AFPBB News