【4月30日 AFP】新型コロナウイルスの流行を受けて3か月間にわたり閉鎖されていた中国・北京の故宮(Forbidden City、紫禁城)が、5月1日に再開される。故宮博物院(Palace Museum)が29日、発表した。

 天安門広場(Tiananmen Square)に面した広大なかつての宮殿は、新型コロナウイルス対策で1月25日から閉鎖されていた。中国は新型ウイルスの封じ込めに成功し、国内の封鎖措置は続々と解除されている。

 故宮博物院によると、閉鎖前には1日に8万人が訪れていたが、再開後は1日当たり5000人に入場者数を制限する。

 入場に際しては、マスクを着用し、専用のスマートフォンアプリ上で感染リスクがないことを提示する必要がある。入り口では検温を行い、せきや熱などの症状がある人は入場できない。また、敷地内では常に他の人と1メートル以上間隔を空けることが求められる。

 チケット販売サイトによれば、再開の発表から30分もしないうちに5月1日の入場券は約2500枚分の予約が埋まったという。(c)AFP