【4月23日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に所属するウェールズ代表のギャレス・ベイル(Gareth Bale)が22日、新型コロナウイルスの感染拡大と最前線で闘う母国の病院に50万ポンド(約6600万円)を寄付したと明かした。

 レアルに加入した2013年以降、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)で4度の優勝を経験している30歳のベイルは、地元の保健所がツイッター(Twitter)に投稿した動画で寄付を発表した。

「この新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の危機の間、身を粉にしているすべての医療従事者に感謝の気持ちを伝えるため、この動画を作成した」

「ウェールズ大学病院(University Hospital of Wales)は自分が生まれた特別な場所であり、友人や家族、そして幅広い地域社会に素晴らしいサポートを提供している」「私と家族は支援の気持ちを示したい。素晴らしい仕事を続けてほしい。皆さんは偉大な仕事をしている。本当に感謝している」

 新型コロナウイルスにより、ウェールズでは22日までに624人が死亡し、8000人以上の感染が確認されている。

 スペイン1部リーグは3月12日から中断しているが、各団体は条件付きでプロ選手の練習再開について合意した。同国プロサッカーリーグ機構(LFP)のハビエル・テバス(Javier Tebas)会長は前週、早ければ5月にもリーグ戦を再開できるかもしれないと述べていたが、18日には同国におけるロックダウン(都市封鎖)が来月9日まで延長されたことで、そうした案は頓挫したとみられている。(c)AFP