【4月21日 AFP】サッカースペイン・リーグ(La Liga)と同国サッカー連盟(RFEF)が、新型コロナウイルスの大流行が続く中、同国におけるプロ選手の練習再開について合意した。同国スポーツ評議会(CSD)が20日に発表した。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の大流行により、1部リーグが3月12日から中断となっているスペインでは、これまでに2万800人以上が亡くなっており、死者数は米国とイタリアに次いで世界で3番目となっている。

 CSDは発表文の中で「この決定は、COVID-19のパンデミック(世界的な大流行)の進展具合や保健省が採用する措置に左右され続ける」と記した。

 CSDはさらに、「衛生環境面で許可が下り、厳格な衛生手順に従えば」同リーグのクラブはトレーニングを再開できると続けた。

 地元メディアによれば、リーグ側はすでに個人トレーニングから全体練習への移行や選手の検査といった計画の概要をまとめているという。

 同国プロサッカーリーグ機構(LFP)のハビエル・テバス(Javier Tebas)会長は前週、早ければ5月にもリーグ戦が再開されるかもしれないと述べていたが、今月18日には同国におけるロックダウン(都市封鎖)が2週間延長され来月9日までになったことで、そうした案は頓挫したとみられていた。

 8時間以上を要したと伝えられる前週末の話し合いで、リーグ、連盟、評議会の3者は、他の競技を救うためにサッカーの放映権収入を使うことを決めている。(c)AFP