バルサがカンプ・ノウ命名権を初めて売却へ、コロナ対策の資金集め
発信地:マドリード/スペイン
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【4月22日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は21日、新型コロナウイルス対策の資金を集めるため、クラブ史上初めて本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)の命名権を売却すると発表した。
約9万9000人を収容するカンプ・ノウの名前を来季の1年間変更することで得られる収入は、「国内外での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響との闘いに関する研究、あるいは他のプロジェクト」に用いられる。
スタジアム名に新スポンサーの名前は入るものの、「カンプ・ノウ」という名称は維持される。
バルセロナのユニホームには以前、国連児童基金(UNICEF、ユニセフ)のロゴが入っていたが、このときは広告料を受け取っていなかった。
バルセロナは発表文の中で、買い手を見つけるためのプロセスは「数週間以内」に開始されると記した。
スペインは世界で最も深刻な被害が出ている国の一つで、21日の最新の統計によると新型コロナウイルス関連の死者数は2万1000人を上回った。
バルセロナのジョルディ・カルドネル(Jordi Cardoner)副会長は、「世界のスポーツ界でトップの存在であるということは、この挑戦にできる限り完全な形で挑むことを意味する」とコメントした。(c)AFP