【4月25日 CNS】中国・内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)フフホト市(Hohhot)の二連駅(Erlian)で13日、250基のコンテナを載せたJSQ形貨物列車が、モンゴルの首都ウランバートルへと向かった。この貨物列車は中国で初めて、台車と車輪をモンゴル・欧州仕様に交換して輸出する方式を採用した。

 二連駅を起点とした輸出能力を高めるもので、今後は毎月800両、年間では1000万両近い貨物をモンゴルと欧州市場へ運ぶ。

 中国の鉄道は国際基準に合わせて1435ミリの軌間(ゲージ)を採用している。一方、モンゴルと欧州諸国は1520ミリの軌間を採用している。各国の軌間は統一されていないため、国際貨物列車は国境で積み荷を移し替える必要があるが、この作業が煩雑なため、中国からモンゴルへ輸出する際、列車は3~4日も停留していた。

 そこで中国鉄道部門は新たに、台車、車輪と連結器を交換する国際旅客列車の方式を取り入れ、貨物のスムーズな輸出を実現。国境での作業時間は早ければ1日以内に短縮され、輸出効率を大きく高めた。(c)CNS/JCM/AFPBB News