【4月21日 AFP】新型コロナウイルスによる規制が緩和されたことを受け、韓国で最も人気の高いスポーツであるプロ野球の活動が21日に再開され、無観客でオープン戦が行われた。

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 韓国プロ野球界で最も激しいライバル関係にある斗山ベアーズ(Doosan Bears)とLGツインズ(LG Twins)は、ともに首都ソウルの蚕室(Jamsil)にあるスタジアムを本拠地としており、普段はスタンドが観客で満員となっている。

 しかし、この日はファンの立ち入りが禁止され、ツインズの車雨燦(チャ・ウチャン、Woo-chan Cha)投手が1球目を投げた際にはスタンドは空席となっていた。また、いつもなら熱戦が繰り広げられる中で、雰囲気を盛り上げるのに不可欠なチアリーダーの姿も不在だった。

 静まり返っていたスタジアムで聞こえるのは、50メートル離れたメディア席からのカメラの絶え間ないシャッター音と、ダッグアウトからの叫び声だけ。報道陣が選手に近づくことも許されなかった。(c)AFP