【4月20日 AFP】新型コロナウイルスの感染拡大により数十億人が外出を控え自宅にとどまる中、ザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)、ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)ら大物アーティストが多数参加するネットコンサートが18日に行われ、世界中のファンを熱狂させた。コンサートでは、医療従事者を称賛するメッセージが贈られた。

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 レディー・ガガ(Lady Gaga)が企画し、国際支援団体「グローバル・シチズン(Global Citizen)」が後援、世界保健機関(WHO)の協力で行われたオンラインコンサートには、リゾ(Lizzo)やジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)、スティービー・ワンダー(Stevie Wonder)、ポール・マッカートニー(Paul McCartney)、エル・エル・クール・ジェイ(LL Cool J)らが参加。

 レディー・ガガは数週間前に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策の資金を集めるため、グローバル・シチズンやWHOとの協力を開始。コンサートのオープニングに先立ち、医療従事者らに祈りをささげており、自宅にこもっていつになったら状況が変わるのかと案じているすべての人に思いを寄せていると話し、「今夜私がしたいことは──もし私にできるのなら──あなた方に少しの間、ほほ笑むことを許可したい」と話すと、ナット・キング・コール(Nat King Cole)の「スマイル(Smile)」を歌ってコンサートを開始した。

 グローバル・シチズンは、ゴールデンタイムの同コンサートを、資金集めのイベントとしてでなく歌を通して人々が団結する時間として、世界の主要テレビ局で放送することを計画。司会は米国の深夜トーク番組の顔であるジミー・ファロン(Jimmy Fallon)氏やジミー・キンメル(Jimmy Kimmel)氏、スティーブン・コルベア(Stephen Colbert)氏が務めた。

 新型ウイルスの感染拡大により、少なくとも45億人が外出の禁止や自粛を強いられる中、グローバル・シチズンは同コンサートを医療従事者らの支援のため「気勢」を上げる場としても計画した。(c)AFP/Maggy DONALDSON