【4月16日 AFP】米俳優レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)さんは俳優のロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)さんと共に、新型コロナウイルス関連の募金活動の一環として、寄付をした人の中から抽選で1人に、2人が共演する最新作にエキストラ出演する機会を提供すると発表した。

 2人が共演するのは、来年公開予定の映画の中でも期待度の高い『Killers of the Flower Moon』。監督はマーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)氏で、同作は1920年代に米オクラホマ州で実際に起きた先住民殺害事件に基づいている。

 ディカプリオさんは15日、インスタグラム(Instagram)で「偉大なマーティン・スコセッシ氏と共に働けることがどのようなものか知りたいと思うことがあれば、これはチャンスです」と呼び掛けた。

 ランダムに選ばれた当選者1人は、出演者や監督との昼食会だけでなく、試写会にも参加できるという。

 2人の呼び掛けは、募金活動「オール・イン・チャレンジ(All In Challenge)」の一環として行われた。この活動では俳優やスポーツ選手ら著名人がオークションを行ったり、「一生に一度の体験」を募金の景品として提供したりしており、他の著名人にもこのチャレンジへ参加するようバトンを渡している。

 歌手のジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)さんが当選者の自宅を訪れてプライベートショーを行う企画や、米プロバスケットボール(NBA)のロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)の元スター選手、マジック・ジョンソン(Magic Johnson)さんと同チームの試合を観戦する企画、俳優のロブ・ロウ(Rob Lowe)さんとゴルフをする企画などが発表されており、これまでに計400万ドル(約4億3000万円)が集まった。

 オール・イン・チャレンジは、募金の目標額を1億ドル(約100億円)と設定している。

 寄付金はロックダウン(都市封鎖)中に食糧支援を行う慈善団体へ全額寄付される。慈善団体には、高齢者に食事を届ける「ミールズ・オン・ホイールズ(Meals on Wheels)」や、子どもへの食事支援を行う「ノー・キッズ・ハングリー(No Kid Hungry)」などが含まれるという。(c)AFP