【4月18日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)と選手協会(NBPA)は17日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でシーズン中止が決定した場合の選手の給与削減計画について合意した。一方、アダム・シルバー(Adam Silver)コミッショナーは、リーグがシーズン再開の計画を立てる時期は依然として不明だと述べた。

 NBAのプレーオフが開幕するはずだった日の前日、米紙マイアミ・ヘラルド(Miami Herald)との電話取材に応じたシルバー・コミッショナーは、リーグが「シーズン打ち切りの判断期限を決める準備ができていない」と説明すると、「来季の開幕延期を含め、すべての可能性を検討中だ」「今は何かを決断する状況ではなく、いつそうなるかについても分からない」「決断を下すのに、まだ十分な情報を得られていない」と述べた。

 この発言に先立ち、リーグは月2回支給される選手の給与について5月15日から25パーセント削減することで選手会と合意。シーズンが正式に中止となった場合、「より段階的な給与削減スケジュールを選手に提供する」計画だという。

 リーグと選手会が結んだ労使協定では、疫病や政府命令などの「不可抗力」で試合の中止を余儀なくされた場合、全選手の給与が減額されるとの条項が含まれている。具体的な削減額については、中止となった試合数を基準に算出されることになっている。(c)AFP