【4月18日 AFP】スウェーデン王室は17日、カール・フィリップ王子(Prince Carl Philip)の妻ソフィア妃(Princess Sofia、35)が、首都ストックホルムの病院で医師や看護師のサポートをするヘルスケアアシスタントとしてボランティア活動を始めたと発表した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な流行)が続く中、医療資源の不足緩和に貢献するためという。

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 ソフィア妃は3日間の研修を受けた後、16日にストックホルムのソフィアヘメット病院(Sophiahemmet Hospital)で奉仕活動を開始した。

 王室の報道官はAFPに対し、ソフィア妃は「ソフィアヘメット病院の名誉院長として、スウェーデンが渦中にある危機の中で支援をすることを望んでいる」と述べた。

 2015年にカール・フィリップ王子と結婚し、王室入りしたソフィア妃は先週、3日間にわたる研修を修了した。この研修は、仕事がなくなった航空会社の乗務員やホテルの従業員らが病院や介護施設の職員として働けるよう設けられた再教育の取り組みの一環。

 スウェーデンでは欧州各国でみられる厳格な封鎖措置は実施しておらず、人々が責任を持って行動し、行政の勧告に従うよう促している。政府は50人を上回る集会と介護施設への訪問を禁止している。

 当局の17日の発表によると、スウェーデンの新型コロナウイルス感染者は累計1万3216人、死亡者数は1400人となっている。(c)AFP