【4月17日 AFP】先進7か国(G7)首脳は16日、テレビ首脳会議(サミット)を開いた。米ホワイトハウス(White House)の発表によると、首脳らは世界保健機関(WHO)の新型コロナウイルス対応に対するドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の厳しい批判への支持を表明し、WHOの「徹底的な見直しと改革」を呼び掛けた。

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 トランプ氏はこれに先立ち、WHOが中国での新型コロナウイルス流行の規模を隠し、中国政府の言いなりになっていると非難し、WHO最大の資金源となっている米国の拠出金停止を表明していた。

 テレビ首脳会議は、トランプ氏が主催。ホワイトハウスは、英国、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本の首脳らが同氏の見解に同調したと説明。「首脳らはG7が毎年10億ドル(約1080億円)余りをWHOに拠出していることを認め、協議の大部分は今回のパンデミック(世界的な大流行)をめぐるWHOの透明性欠如と長期にわたる不適切な対応に関するものとなった」と述べた。(c)AFP