【4月12日 AFP】北米アイスホッケーリーグ(NHL)のエドモントン・オイラーズ(Edmonton Oilers)に所属するコルビー・ケーブ(Colby Cave)選手が、脳出血によりわずか25歳で命を落とした。11日に家族とチームが発表した。

 ケーブ選手は袋状の腫瘍であるコロイドのう胞による脳出血を起こし、のう胞を摘出する手術を受けた後、9日から人工的な昏睡(こんすい)状態に置かれていた。

 家族はチームの公式ウェブサイトで「非常に残念なお知らせをしなくてはなりません。私たちのコルビー・ケーブが本日早朝にこの世を去りました」「この難しい時期に、祈ってくれたすべての人に感謝します」と発表した。

 夫人は9日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う制限で、入院しているケーブ選手のもとを訪れることもできないと明かしていた。

 チームの会長は「コルビーは素晴らしい人間性を備えた見事な選手で、どのチームでも称賛され、好かれていた」とコメントした。

 NHLのレジェンドで、同じカナダ出身のウェイン・グレツキー(Wayne Gretzky)氏も、ツイッター(Twitter)に「明るい未来が待つ素晴らしい選手で、それ以上に優れた人間だった。夫人や家族にわれわれの思いと祈りをささげたい」と投稿した。

 コルビー選手はボストン・ブルーインズ(Boston Bruins)とオイラーズでプレーしたNHL4シーズンで、67試合に出場して4ゴール5アシストを記録した。(c)AFP