【3月14日 AFP】ノルウェーのアイスホッケーリーグで13日、8回のオーバータイムにもつれた末に、プレー時間が史上最長の約3時間半を記録する試合があった。

 プレーオフ準々決勝となった一戦では、スト―ハマル・ドラゴンズ(Storhamar Dragons)が2-1でスパルタ・ウォリアーズ(Sparta Warriors)を下し、スコアとしては平凡なものだった。しかし、1-1のまま第3ピリオドまで進んだ試合は、互いにシュートとセーブを繰り返す喜劇的な展開となり、シュート数ではストーハマルが96回、対するスパルタは93回を記録した。

 そして試合開始から約8時間半が経過し、プレー時間が3時間37分14秒となったところで、ストーハマルのヨアキム・ジャンセン(Joakim Jensen)が決勝点をたたき込んだ。

 アイスホッケーの試合におけるこれまでの最長記録は、北米アイスホッケーリーグ(NHL)、1936年のスタンレーカップ(Stanley Cup)でデトロイト・レッドウィングス(Detroit Red Wings)が1-0でモントリオール・マルーンズ(Montreal Maroons)に勝利した試合の2時間56分30秒だった。

 12日の午後6時に開始されたこの試合は、13日の午前2時30分にようやく終了。家に帰り損ねた一部の観客の家族から、心配するあまりに通報を受けたことを明かした地元警察は、午前2時にツイッター(Twitter)で、「この件について警察にいくつか通報がありました。試合はまだ終わっていないことをお知らせします」と投稿していた。(c)AFP