【4月10日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間10日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は9万3706人となっている。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに192の国・地域で計156万7590人余りの感染が確認され、少なくとも31万6800人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状が特に重い患者にのみ検査を実施している。

 2月に国内初の死者が出たイタリアでは、世界最多の1万8279人が死亡し、感染者は14万3626人。

 死者数が2番目に多いのは米国で、1万5938人。感染者数は世界最多の45万1491人となっている。

 これに次ぐスペインの死者数は1万5238人、感染者数は15万2446人。フランスの死者数は1万2210人、感染者数は11万7749人。英国の死者数は7978人、感染者数は6万5077人。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土では3335人の死亡と8万1865人の感染が発表され、うち7万7370人が回復したとされている。

 日本時間9日午前4時以降に初の死者が出た国はソマリアとジブチ。

 地域別の死者数は、欧州が6万5811人(感染81万1723人)、米国・カナダが1万6464人(感染47万2184人)、アジアが4514人(感染12万8690人)、中東が4357人(感染8万8985人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が1875人(感染4万6833人)、アフリカが627人(感染1万1953人)、オセアニアが58人(感染7225人)となっている。(c)AFP