【4月9日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間9日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は8万6289人となっている。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに192の国・地域で計146万9920人余りの感染が確認され、少なくとも28万300人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状が特に重い患者にのみ検査を実施している。

 8日午前4時の集計以降、新たに6221人の死亡と7万2738人の感染が発表された。死者の増加幅が大きかった国は、上位から米国(1808人)、英国(938人)、スペイン(757人)、イタリア(542人)。

 2月に国内初の死者が出たイタリアではこれまでに1万7669人が死亡、13万9422人の感染が確認された。

 スペインの死者数は1万4555人、感染者数は14万6690人。死者数が次に多いのは米国の1万3829人で、同国の感染者数は世界最多の40万4352人。

 フランスの死者数は1万869人、感染者数は11万2950人。その次は英国で、死者数は7097人、感染者数は6万733人。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土では3333人の死亡と8万1802人の感染が発表され、うち7万7292人が回復したとされている。

 日本時間8日午前4時以降に初の死者が出た国・地域はアンティグア・バーブーダ、バルバドス、ベリーズ、マルタ、米領バージン諸島(Virgin Islands)。

 地域別の死者数は、欧州が6万1118人(感染77万2592人)、米国・カナダが1万4285人(感染42万3535人)、アジアが4409人(感染12万5864人)、中東が4238人(感染8万9003人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が1612人(感染4万671人)、アフリカが571人(感染1万1119人)、オセアニアが56人(感染7138人)となっている。(c)AFP