【4月5日 AFP】免疫の仕組みについて図解でまとめた。免疫系は体を守る構造と過程の複雑なネットワークになっている。

【図解】再利用できるマスクの作り方:新型コロナウイルス対策

■役割

・有害物質の排除
・ウイルスや細菌、寄生虫などの脅威の特定
・脅威の破壊、無力化、排出

■自然免疫
・防衛の最前線に当たる体の防御壁<例:皮膚、肺や胃腸の粘膜>
・防御機能を果たすもの<例:粘液、皮脂、涙液、せき反射>
・全身免疫反応<例:炎症、細胞反応>

■適応免疫
・特異な物質の脅威に対処
・脅威を排除するため抗体を産生
・脅威を見分けて記憶し、再び同じ脅威に遭遇した時は同様に対応

□免疫系の構成要素
<リンパ系>
組織内の余分な水分を排出するとともに、免疫システムの構成要素をつなぐ
<胸腺>
T細胞が成熟する器官
<脾臓(ひぞう)>
血液のろ過を助ける。古い赤血球の再利用、白血球の産生・貯蔵
<マクロファージ>
体内を巡って病原菌を貪食する遊走性食細胞
<リンパ節>
血液から微生物や有害物質をろ過する際、中心的な役割を果たす
<骨髄>
赤血球や白血球となる幹細胞をつくる

<白血球>
病原菌を特定し、排除
・好塩基球
異物の侵入を知らせる
・好酸球
寄生虫やがん細胞を攻撃、殺傷
・好中球
急性炎症部位に最初に集まる白血球
・リンパ球
B細胞:特定の脅威に対抗するため抗体を産生
T細胞:感染細胞を破壊

(c)AFP