【4月1日 AFP】ボクシング、WBC世界ヘビー級王者のタイソン・フューリー(Tyson Fury、英国)が、デオンテイ・ワイルダー(Deontay Wilder、米国)との3回目となるタイトルマッチについて、ワイルダーは何度倒しても飽きることはないと意欲を見せた。

 フューリーは物議を醸す引き分けに終わった2018年12月の第1戦を経て、2020年2月の第2戦ではワイルダーを圧倒し、7回TKO勝ちで王座を奪取した。その後、ワイルダーが契約の再戦条項を適用して第3戦の開催が決まったため、実現が待ち望まれるWBAスーパー・IBF・WBO王者アンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua、英国)との英国勢による統一戦は先延ばしになった。

 また、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)により、当初7月18日に行われる予定だった第3戦は今年中の後のタイミングに延期されることになった。

 それでもフューリーは、31日に出演した英民放ITVの番組「グッドモーニング・ブリテン(Good Morning Britain)」で、「俺にはもう少しあいつをぶちのめしてやる義務がある」「デオンテイ・ワイルダーは何度倒しても飽きない。最高に誇らしいことの一つだ」と話した。

「俺はやると言ったことはやる男だ。特にボクシングでは、何かを約束してその通りにしない連中も多いがね」

 プロ無敗のフューリーは、さらに「だから俺は、自分のパフォーマンスを心から誇りに思うし、今回のコロナウイルスを俺の前から追い払い、世界が元通りになって、自分も仕事に戻れる日を本当に楽しみにしている」と続けた。(c)AFP