【3月27日 AFP】各国当局の発表に基づきAFPがまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は日本時間27日午後8時現在で2万4663人となっている。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに183の国・地域で計53万9360人余りの感染が公式に確認され、少なくとも11万2200人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では現在、入院が必要な人に対してのみ検査を実施している。

 2月に国内初の死者が出たイタリアでの死者数は8165人、感染者数は8万539人、回復者は9362人。次に被害が大きな国はスペインで、死者数は4858人、感染者数は6万4059人。両国の死者数はいずれも中国を超えている。その他で被害が大きな国はイラン(死亡2378人、感染3万2332人)とフランス(死亡1696人、感染2万9155人)。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土では、これまでに3292人の死亡と8万1340人の感染、7万4588人の回復が発表された。前日からの増加数は感染者が55人、死者が5人。

 日本時間の27日午前4時以降に初の死者が出た国や地域はホンジュラス、ベネズエラ、ニカラグア、ウズベキスタン。

 地域別感染者数は、欧州が29万2246人(死者1万6925人)、アジアが10万1935人(死者3682人)、米国・カナダが8万9400人(死者1332人)、中東が3万8896人(死者2437人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が1万56人(死者182人)、アフリカが3340人(死者91人)、オセアニアが3491人(死者14人)となっている。(c)AFP