【4月2日 東方新報】中国南方電網(China Southern Power Grid)傘下の雲南電網によると、中国ラオス鉄道(China-Laos Railway)に対する電力供給プロジェクトのうち、ラオス側の送電鉄塔の基礎コンクリート工事が先月18日に完了した。いよいよ送電線工事が全面的に次の段階に入った。

 中国ラオス鉄道は「一帯一路(Belt and Road)」経済一体化構想のシンボル的プロジェクトの一つ。インドシナ半島においてラオスは、中国、ミャンマー、タイ、ベトナム、カンボジアに囲まれた熱帯山岳地帯で、交通インフラの発展が極度に遅れ、「陸の孤島」と呼ばれてきた。そこに中国の管理技術水準の鉄道を敷設し、中国とラオスを「陸連国」として一体化しようという戦略的目標が掲げられている。全長414キロ、うちのべ距離198キロに及ぶ76本のトンネルを伴う難工事だったが、昨年12月、最長のトンネル森村二号トンネル工事が完了した。このトンネルは全長9384メートル、ルアンパバーンとビェンチャンの間の熱帯山林を貫いている。

 雲南電網はラオス電力公社(EDL)とともに、この鉄道への電力供給のための共同投資建設を進めていた。その送電線工事は、北はラオス・ルアンナムター県(Luang Namtha Province)から南は首都のビェンチャン市(Vientiane)まで、20本115キロワットの送電線と11の変電所を新たに建設するというもの。全長257.5キロメートルで、鉄塔は635基に及ぶ。

 このプロジェクト概要の要請によれば、統一したイメージ管理、統一した現地駐在管理、統一した出入管理など全送電線施工で管理の基準化が採用された。

 目下、工事現場では中国から派遣された人員が102人とラオス人47人が働いており、基礎部のコンクリート打設工事に用いる材料や工具がスケジュール通り運びこまれているという。新型コロナウイルス肺炎の感染予防についても各組織単位で演習をしており、工事の推進と感染予防ともどもしっかりやる、としている。

 さらに、ラオス電力公社と連携して、新型コロナウイルス肺炎の感染状況の変化や中国ラオス両国政府の関連の規定や作業の配置分配に基づき、基礎工事、鉄塔、送電線、電気設備の設置・インストール、テストなどの作業を進度に合わせて完了させていくという。中国ラオス工事電力供給プロジェクトは2021年3月までに稼働することが担保されている。中国ラオス鉄道自体は2021年12月に開通する予定で、時速160キロの電気動力車により、旅客と貨物の輸送が可能になる。(c)東方新報/AFPBB News