【3月18日 AFP】米北西部オレゴン州ニューポート(Newport)の警察は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を懸念する市民に対し、トイレットペーパーがなくなっても、緊急通報番号「911」に電話をかけないよう呼び掛けている。

 新型ウイルスの感染拡大を受けて、外国だけでなく米国各地でもパニック買いが発生。スーパーマーケットではしばしば、手指用の消毒液やミネラルウオーター、トイレットペーパーなどの商品が売り切れている。

 ニューポート警察はフェイスブック(Facebook)に、「こんなことまで投稿しなければならないなんて信じられないが、トイレットペーパーが切れたからといって911番に電話をかけないように」「われわれの支援がなくても大丈夫」と投稿した。

 同警察はこの軽い投稿の中で、トイレットペーパー絡みの緊急通報がこれまでに何件あったかには触れなかったが、代用品としてデパートのカタログのページやスポンジ、トウモロコシの軸などを提示した。

 それから、「うまくやりくりして。我慢して。トイレットペーパーが不足しているが、これも一過性のものだ」「とにかく911番に電話しないで。トイレットペーパーを届けることはできないから」と結んだ。(c)AFP