【3月20日 CNS】中国・青海省(Qinghai)西寧市(Xining)の西寧パンダ館が16日、再び開館した。新型コロナウイルスの影響で、52日間の閉鎖を余儀なくされていた。

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 現在、世界一海抜が高い場所に位置する国内最大のパンダ専門館で、青蔵高原野生動物園内にあり、オス1頭とメス3頭のジャイアントパンダを飼育している。

 職員の茹雨婕(Ru Yujie)さんによると、現在の開館時間は午前9時から午後5時30分までで、健康維持のため毎日開館前に室外運動場を全面消毒してから4頭を室外に出しているという。

 防疫対策の期間中、同館では毎日4頭の体調検査と観察を行うほか、飼育員と来場客や他の職員との接触を禁止している。その他、マスクなしでの入館を禁止し、マスクの捨て場所も指定のごみ箱に定めている。入園時に係員から体温を測定され、個人データを登録し、殺菌・消毒などが行われていた。

 パンダ館では2時間ごとに運動場と館内の消毒が行われ、入場客に対し、人との距離を保ち、密集を避けるよう警告する館内放送がくり返し流されている。(c)CNS/JCM/AFPBB News