【3月10日 AFP】米大統領首席補佐官に就任するマーク・メドーズ(Mark Meadows)下院議員が、新型コロナウイルス検査で陽性反応を示した人物と接触した可能性があるとして、自主隔離を行うことが明らかになった。同氏の広報担当者が9日、ツイッター(Twitter)で明らかにした。

 この広報担当者によるとメドーズ氏は症状を示しておらず、予備検査も陰性だった。

 広報担当者はツイッターへの投稿で、2月下旬に開催された保守派の会合「保守政治行動会議(CPAC)」について触れ、「マーク・メドーズは今週、12日前に開催されたCPACで、COVID-19検査で陽性反応を示した人物と接触した可能性があるとの勧告を受けた」と説明。「彼は11日から、14日間が経過するまで自主隔離を行う」と明らかにした。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は6日、新たな大統領首席補佐官に側近のメドーズ氏を起用すると発表。メドーズ氏は、トランプ氏就任後4人目の大統領首席補佐官となる。

 自主隔離を行うと発表した公職者は他に5人おり、このうち4人はメドーズ氏同様、米首都ワシントン近郊で行われたCPACでウイルスにさらされたとみられる。このうち少なくとも2人の共和党議員は、最近トランプ氏と会っていた。(c)AFP