【3月10日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)とアジア・サッカー連盟(AFC)は9日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、今月と6月に予定されていたW杯カタール大会(2022 World Cup)のアジア予選を延期すると発表した。しかし対戦する両チームが合意し、安全の基準が満たされる場合は試合を開催することもできるという。

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 AFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2020)や中国、日本、韓国のリーグ戦が中断になるなど、特にアジアでは、サッカーが新型コロナウイルスの影響を最も受けたスポーツの一つになっている。

 AFC加盟協会と協議したFIFAとAFCは、今月26日と31日、また6月4日と9日に予定されていた予選が「後日に延期」されると明かした。しかし、「全関係者の安全が必要な基準を満たし、対戦する両協会が互いに合意した場合は」当初の日程で試合を行うことができるという。

 今回の発表を受け、多くの試合が組まれている今月の代表ウイークでは、少なくとも何試合かは行われるとみられる。(c)AFP