FIFAがW杯アジア予選の延期を正式提案へ、新型ウイルス懸念
発信地:香港/中国
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【3月6日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は5日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、アジア・サッカー連盟(AFC)と共に今後予定されているW杯カタール大会(2022 World Cup)アジア予選の延期を検討していると明かした。
AFCと会合を行ったFIFAは、「正式な提案」がアジア各国の間で伝えられており、最終決定は数日以内に下されると述べた。
FIFAは発表文の中で、「FIFAとAFCにとって、サッカーに関わるすべての人の幸福と健康が最優先事項のままだ。従って、今後行われる2022年W杯のアジア予選と第18回アジアカップ(2023 AFC Asian Cup)予選を延期するという正式な提案を、関連する加盟協会に共有する見込み」と記した。
「AFC加盟協会との協議後、FIFAとAFCは数日以内にその日程に関する最新情報を発表する」
2022年W杯に向けた次のアジア予選は、今月26日と31日に予定されている。
今回の会合では、東京五輪に向けたサッカー女子のアジア最終予選、中国対韓国のプレーオフやトルクメニスタンで予定されているAFCフットサル選手権(2020 AFC Futsal Championship)も議題になった。
新型コロナウイルス感染で共に深刻な被害が出ている中国と韓国のプレーオフは、すでに4月9日と14日に延期されており、AFCフットサル選手権は2月26日に開幕する予定だった。(c)AFP