【3月6日 AFP】イングランド・プレミアリーグは5日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、試合前の恒例となっている選手と審判による握手を、今週末から行わないと発表した。

 キックオフ前の整列はいつものように行われるが、ホームチームの選手は握手をすることなくただアウェーチームの前を通り過ぎるよう、リーグ側は各クラブに通告した。

 世界87の国・地域で計9万人以上の感染者が報告されている新型コロナウイルスの対応策を講じたプレミアリーグは、「医師の忠告に基づき、選手と審判によるフェアプレーの握手は今週末から今後発表があるまで行われないことになった」と公式サイトに記した。

「コロナウイルスはのどや口からの飛沫(ひまつ)によって広がり、手に移ったウイルスが握手で伝わることもある」

 一方、プレミアリーグで首位を走るリバプール(Liverpool FC)は、新型コロナウイルス対策として、選手と共にピッチに入場するマスコットキッズの起用を取りやめると発表。また、チームスタッフは今後、感染リスクの高い国への渡航を控えるという。(c)AFP