【2月24日 AFP】男子テニス、オープン13(Open 13 Provence 2020)は23日、シングルス決勝が行われ、大会第2シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)が第7シードのフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)に6-3、6-4で快勝し、連覇を果たした。

 今大会前まで今シーズンは3勝4敗と負け越していながら、復調を印象付けて5度目のツアー優勝を飾ったチチパスは試合後、「精神面が良かった」「プレッシャーがかかった時に崩れなかった」と振り返った。

 一方、ツアー初タイトルを目指した10代のオジェ・アリアシムは、過去3度の対戦でチチパスに2勝1敗と勝ち越し、自信を持って5度目の決勝の舞台に立ったようにみえたが、またしても悲願達成はお預けとなった。

 5度の決勝でまだ1セットも奪えていないオジェ・アリアシムは「決勝でプレーできるのは素晴らしいこと。それを忘れず、いろいろあるが、すべて正しい方向に向かっていることは覚えておかないといけない」としながらも、「毎回決勝で負けるのはつらい。少し不安もある。自分の番はいつ来るのか? と」と話した。

 優勝した世界ランキング6位のチチパスは次週、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が出場するドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2020)に第2シードとして臨む。(c)AFP