【2月24日 AFP】男子テニス、デルレイビーチ・オープン(2020 Delray Beach Open)は23日、シングルス決勝が行われ、世界ランキング63位の西岡良仁(Yoshihito Nishioka)は大会第4シードのライリー・オペルカ(Reilly Opelka、米国)に5-7、7-6(7-4)、2-6で敗れ、準優勝となった。

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 前週のニューヨーク・オープン(New York Open 2020)2回戦でもオペルカに4-6、4-6で苦杯をなめていた24歳の西岡は、2018年の深センオープン(Shenzhen Open 2018)以来となるツアー2勝目を逃したが、24日に発表される世界ランクでは自身初のトップ50入りが決まっている。

 一方、西岡が前日に雨が降る前に準決勝を終えていたのに対し、自身の試合は順延となってこの日はダブルヘッダーとなっていた22歳のオペルカにとっては、これが昨年のニューヨーク・オープン以来2勝目となった。

 午前中に行われた準決勝で第2シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)を4-6、7-6(8-6)、6-3で撃破し、決勝への切符をつかんでいたオペルカは、「2試合やって疲れ切っている」と明かし、西岡については「ヨシは素晴らしい選手」「彼には走りまわされた」と話した。

 西岡はタイブレークの末に第2セットを制し、勝負を第3セットに持ち込んだが、序盤にサービスゲームを破られると、第7ゲームでも三つのブレークポイントをしのいだ末に再びブレークを許して2-5とされ、怒りのあまりラケットをたたきつけた。最後はオペルカがサービスゲームをキープし、2時間9分で勝利。準決勝も合わせると、この日コートに立っていた時間は4時間16分に及んだ。(c)AFP