【2月22日 AFP】テニス、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2020)は21日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)は6-2、6-0で予選勝者のジェニファー・ブレイディ(Jennifer Brady、米国)を一蹴し、自身2度目の大会決勝進出を決めた。

 世界ランク2位のハレプは、前の2試合では逆転での勝利を強いられながらもこの日は1時間2分で快勝し、「前の試合よりも、かなり良くなっている感触。とても良いプレーだった」「すべてのボールが入って、打球は最高だった。ここに来てから一番の出来だった」と振り返った。

 2015年大会を制しているハレプは、前日までの試合時間が合計3時間半となっており、準々決勝で四大大会(グランドスラム)通算2勝を誇るガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)に番狂わせを演じるなど、ここまで合計9時間以上プレーしていたブレイディに比べて体力的に優位な状況で試合に臨んでいた。

 決勝でキャリア20回目の優勝を目指すハレプは、「決勝は一番最後の試合」「大会の最終試合でプレーするのは、いつだって良い機会だし名誉なこと」とコメント。22日の決勝では、もう一つの準決勝で第8シードのペトラ・マルティッチ(Petra Martic、クロアチア)に7-6(7-5)、7-6(7-2)で競り勝ったカザフスタンのエレナ・リバキナ(Elena Rybakina)と対戦する。

 2020年シーズンに入って絶好調を維持しているリバキナは、先月優勝したホバート国際(Hobart International 2020)と、準優勝を果たした深センオープン(2020 Shenzhen Open)とサンクトペテルブルク・レディース・トロフィー(St. Petersburg Ladies Trophy 2020)に続き、今年は5大会に出場して4回目の決勝進出となった。

 今季はこれでトップの19勝目を記録したリバキナだが、この日は経験豊富なマルティッチに第2セットはゲームカウント0-3とリードを奪われるなど、約2時間15分の激闘を強いられた。

 ハレプは昨年9月の武漢オープン(Wuhan Open 2019)3回戦でリバキナと1度だけ対戦しているが、このときは途中棄権という結果に終わった。(c)AFP