【2月12日 AFP】(更新、写真追加)11月に行われる米大統領選の民主党候補指名争い第2戦となったニューハンプシャー州予備選が11日投開票され、左派のバーニー・サンダース(Bernie Sanders)上院議員(78)が勝利した。2位は穏健派のピート・ブティジェッジ(Pete Buttigieg)氏で、同選挙戦における両氏のリードが明確になっている。

 サンダース氏とブティジェッジ氏の得票率はそれぞれ26%と24%。エーミー・クロブシャー(Amy Klobuchar)上院議員は3位につけた。

 サンダース氏は11日夜、支持者らを前に勝利を宣言し、「ここでのこの勝利は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏にとっての終わりの始まりだ」と述べた。

 一方ジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領は、エリザベス・ウォーレン(Elizabeth Warren)上院議員に次ぐ5位と、またも手痛い結果に終わった。

 先週アイオワ州で行われた民主党指名候補選びの初戦では、集計が混乱し数日にわたった結果、サンダース氏とブティジェッジ氏が僅差でトップに並ぶ大接戦となった。これを受け候補者らは、ニューハンプシャー州で明快な結果を求めていた。同州の人口は130万人ほどだが、予備選の時期が早いことから、形勢に大きな影響を与える激戦区となっていた。

  泡沫(ほうまつ)候補とみられていたうちの一人、IT実業家のアンドリュー・ヤン(Andrew Yang)氏は力を発揮できず、選挙運動を中断した。(c)AFP