【2月10日 AFP】米民主党アイオワ州支部は9日、米大統領選の党指名候補選びの初戦となった同州党員集会の最終集計結果について、前インディアナ州サウスベンド(South Bend)市長で中道派のピート・ブティジェッジ(Pete Buttigieg)氏が僅差で勝利し、最多となる14人の代議員を獲得したと発表した。

 急進左派のバーニー・サンダース(Bernie Sanders)上院議員は2位で、代議員12人を獲得。続いてエリザベス・ウォーレン(Elizabeth Warren)上院議員(マサチューセッツ州選出)が8人、ジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領が6人、エーミー・クロブシャー(Amy Klobuchar)上院議員(ミネソタ州選出)が1人となった。

 党員集会は3日に行われたが、技術的問題のため集計作業が遅れていた。

 だが、サンダース陣営は9日、米CNNテレビに対し「民主党アイオワ州支部に集計のやり直しを求めるつもりだ。(集計結果に)矛盾があることをわれわれは確認している」と述べ、異議申し立てを行う可能性に言及した。

 11月の大統領選でドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領と対決する党指名候補は、7月の党大会までに獲得した代議員数で決まる。(c)AFP