【解説】2020年米大統領選、長く厳しい道のり
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【2月3日 AFP】米大統領選で、指名が確実視される現職のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領と戦うことなる野党・民主党の候補者選びの初戦となるアイオワ州党員集会が3日、行われる。
大統領選の主な日程をまとめた。
■2月3日:アイオワ州党員集会
米大統領の候補者選びの初戦は毎回、中西部アイオワ州で始まる。
投票は、地域の集会として開催される党員集会で行われる。候補者を支持する党員が本人に代わって意見を述べることになっており、各候補者の支持者ごとにグループを作り投票する。
■2月11~29日:主要3州の予備選
民主党候補者選びで重要な意味を持つ大注目の3州の予備選は、立て続けに行われる。日程は、ニューハンプシャー州が2月11日、ネバダ州が同月22日、サウスカロライナ州が同月29日。
■3月3日:スーパーチューズデー
予備選が集中する3月3日のスーパーチューズデーでは、大票田であるカリフォルニアとテキサスを含む14州、1海外領土、海外在住の民主党員の投票が行われる。
6月初めまでには、50州すべてと五つの海外領土での予備選が終了する。
■7月13~16日:民主党全国大会
民主党は激戦州ウィスコンシンのミルウォーキー(Milwaukee)で、参加者が記録的な数に上った1年に及ぶ戦いを勝ち残った候補者を正式に大統領候補として指名する。
■8月24~27日:共和党全国大会
民主党全国大会の数週間後、ノースカロライナ州シャーロット(Charlotte)で、共和党の大統領候補指名が行われる。トランプ氏は党内で強い勢力基盤を保っており、事実上トランプ氏が選ばれることは既定路線となっている。
■9月29日:第1回大統領選討論会
計3回行われる共和党と民主党の大統領候補の討論会は全国放送される。第1回は9月にノートルダム大学(University of Notre Dame)で開催される。
第2回は10月15日にミシガン大学(University of Michigan)、第3回は同月22日にテネシー州のベルモント大学(Belmont University)でそれぞれ開催される。
■11月3日:大統領選投票
世界中が見守る中、次期大統領を決める投票が実施される。
■2021年1月20日:大統領就任式
トランプ氏が2期目の宣誓式に臨む、もしくは新たな人物が、第46代大統領として首都ワシントンで就任宣誓を行う。(c)AFP