【2月10日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP)、MotoGPクラスで7度の総合優勝を誇るバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)は9日、ここ数年は下降線をたどって引退のうわさが出ている中、競技を退くことを「急ぐ気はない」と述べた。

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 先日、所属するヤマハ(Yamaha)のファクトリーチームのライダーを2021年からファビオ・クアルタラロ(Fabio Quartararo、フランス)と交代することが発表されたロッシは、今年半ばに去就を決める意向を示していた。

 しかしこの日、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキット(Sepang International Circuit)で行われたプレシーズンテストで全体5番手のタイムを記録したロッシは、7月か8月に決断を下すかと問われると、「今の状況を見るに、自分にはまだ時間が残されているようだ。急ぐ気はない」と上機嫌に答えた。

 また今月に41歳の誕生日を迎えるレジェンドは、新シーズンの半分を終えてから見極めたいとの考えを示し、「最も重要なのは結果」「現役を続行できるように挑戦していきたいが、続けるのは自分に力がある場合のみだ」と付け加えた。

 MotoGPは今月22日からカタールで別のテストが行われた後、来月8日に新シーズンが開幕する。(c)AFP