【2月6日 AFP】(更新、写真追加)米航空宇宙局(NASA)のクリスティーナ・コック(Christina Koch)飛行士(41)は、国際宇宙ステーション(ISS)に1年近く滞在して女性としての宇宙滞在記録を更新し、6日、地球に無事帰還した。

 宇宙で328日間を過ごしたコック氏は、グリニッジ標準時(GMT)6日午前9時12分(日本時間同午後6時12分)、欧州宇宙機関(ESA)のルカ・パルミターノ(Luca Parmitano)飛行士とロシア国営宇宙開発企業ロスコスモス(Roscosmos)のアレクサンドル・スクボルソフ(Alexander Skvortsov)飛行士と共に、カザフスタンに着陸した。

 米ミシガン州生まれのエンジニアであるコック氏は昨年12月28日、ペギー・ウィットソン(Peggy Whitson)飛行士による女性の宇宙連続滞在期間289日間という最長記録を塗り替えていた。

 昨年3月14日に宇宙へ旅立っていたコック氏は着陸後、「今はとにかく胸がいっぱいで、うれしい」と話した。

 コック氏が歴史的快挙を成し遂げたのはこれが初めてではない。昨年10月には、ジェシカ・メイヤー(Jessica Meir)飛行士と共に史上初の女性のみによる宇宙遊泳を行っていた。(c)AFP/Christopher RICKLETON